VIVANT(ヴィヴァン)のネタバレ-原作と考察【ビバン】

堺雅人が主演するTBSのドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」の原作と考察のネタバレです。

VIVANT-あらすじとネタバレ

丸菱商事の乃木憂助(堺雅人)は、中央アジアにあるバルカ共和国で、太陽プラントの大型プロジェクトを担当しており、取引先のGFL社に契約金1000万ドルを送金したが、翌日、なぜか1億ドルを送信していた事が判明し、大騒動となる。

乃木憂助は慌ててGFL社に連絡を取ろうとするが、連絡が取れないため、バルカ共和国へと飛んだ。

しかし、GFL社のアリ社長(山中崇)は金は既に取引先に送金してしまったので、金は直ぐには返せないと言い、取引先も教えて貰えなかった。

乃木憂助は、CIAで働いている知人サムを頼り、送金先が判明するが、相手はアマン建設のザイールと言い、テロリストの幹部だった。

乃木憂助は現地警察の協力を得て、ザイールに会いに行くが、ザイールは「お前がヴィヴァンか?」と問うと、これ以上は先へは行かせないと言い、体に巻き付けた爆弾を爆発させ、乃木憂助と心中を図った。

乃木憂助は、爆発の直前に飛び込んできた公安警察の野崎守(阿部寛)に助けられ、九死に一生を得たが、腕に大きな怪我をしてしまい、病院へ搬送され、病院で日本人医師・柚木薫(二階堂ふみ)と出会う。

乃木憂助と野崎守は爆破事件の犯人として警察に追われるのだが、同じ日本人だった柚木薫まで乃木憂助の仲間だと勘違いされ、逃走するハメに。

日本大使館なら治外法権があり、警察も手が出せないので、野崎守は現地の協力者ドラムの協力を得て、現地警察のバリケードを突破し、日本大使館にたどり着く事に成功したのだった。

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VIVANT-原作のネタバレ

ドラマ「VIVANT」の原作は、福澤克雄が手がけてます。脚本は「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」などを手がけた八津弘幸に加えて、李正美、宮本勇人、山本奈奈の計4人が担当します。

原作は未読なのですが、「VIVANT」の第1話からある程度のストリーが判明したので、考察をネタバレしておきます。

VIVANTの考察とネタバレ

乃木憂助(堺雅人)の両親は、乃木憂助が子供の頃に死んでいる。

おそらく、乃木憂助は子供の頃に両親とバルカ共和国で住んでおり、テロリストに両親を殺されたのだろう。

このとき、乃木憂助は両親を殺されたショックで特殊能力を発揮して、テロリストを撃退したので、テロリストは「VIVANT(堺雅人)が復讐に来る」と恐れたのだろう。

第1話を観る限りでは「VIVANT」の正体は人間であり、乃木憂助(堺雅人)と考察するのが自然だ。

さて、テロリストを撃退した乃木憂助は、その様子を見ていた役所広司に保護され、役所広司によって乃木憂助の特殊能力は別人格として意識の奥に封印され、ポンコツ人格の乃木憂助だけが残ったのだろう。

乃木憂助は二重人格として描かれており、別人格の方は予知能力などの特殊能力がありそうな感じで描かれているのは、このためだろう。

乃木憂助が計量器を使わずとも、手で重さが量れるという能力があるのは、人格が分離する前に特殊能力を持っていた名残だろう。

やがて、乃木憂助は丸菱商事に入社して、バルカ共和国の大型プロジェクトを任され、丸菱商事に契約金1000万ドルの送金申請するが、なぜか1億ドルに変わっており、1億ドルが送金されてしまうという大事件が発生する。

おそらく、1億ドルを送金させた犯人は、乃木憂助の別人格だろう。

丸菱商事の内部にテロリストの一味が居り、テロリストの一味が1億円送金事件の犯人という可能性もある。

しかし、監視カメラの映像から、送金申請をした時間にパソコンを操作していたのは乃木憂助(堺雅人)1人だけだったので、犯人は乃木憂助の別人格と考える方が自然だろう。

乃木憂助が任されたバルカ共和国の大型プロジェクトは太陽プラント計画で、このプロジェクトを進めれば、自然豊かなバルカ共和国の環境が破壊される。

乃木憂助の別人格は、バルカ共和国の自然を守るため、さらには両親を殺したテロリストへの復讐を果たすために、誤送金事件を起こしたのではないか。

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VIVANT(ヴィヴァン)第2話のあらすじとネタバレ

バルカ共和国の刑事チンギスは、日本大使館を訪れて、大使・西岡英子(檀れい)に3人の引き渡しを求めるが、大使・西岡英子は圧力に屈せず、頑として引き渡しを拒否した。

野崎守(阿部寛)は乃木憂助(堺雅人)から、1億円の誤送金問題の話を聞くと、丸菱商事の内部にテロ組織「テント」の協力者(モニター)が居ると言い、乃木憂助と手を結び、日本へ帰国することにした。

その一方で、野崎守(阿部寛)は、モンゴル語を聞いて、アマン建設のザイールが乃木憂助に言い残して死んだ「ビバン」という言葉が自衛隊の特殊組織「別班(べっぱん)」だと気付くのだった。

さて、乃木憂助(堺雅人)ら3人は、大使・西岡英子の協力を得て日本大使館から脱出しようとするが、大使・西岡英子が裏切っており、バルカ共和国の警察が待ち伏せていた。

しかし、野崎守は裏切りを考えて、別ルートを用意しており、ドラムの協力を得て、警備の手薄になった正門から逃げ出し、警備が手薄なモンゴルとの国境を目指するのだった。

しかし、途中で柚木薫(二階堂ふみ)がジャミーの看病をしたため、モンゴルとの国境は警察に封鎖されてしまう。

このため、アド砂漠を抜けるルートしかなくなるが、アド砂漠は現地の人が「死の砂漠」と恐れるほどのルートだった。

乃木憂助(堺雅人)ら4人は、ラクダに乗ってアド砂漠を進むが、気がつくと、柚木薫(二階堂ふみ)が居なくなっていた。

VIVANT-第2話の考察と感想

第2話で「VIVANT」の意味が判明した。VIVANTは、自衛隊が独断で諜報活動を行っている「別班(べっぱん)」という組織のことだった。

つまり「別班」は、日本の極秘スパイ組織のことだったのである。

「VIVANT」には「別班」の他にも意味があると考える事も出来るが、第2話の冒頭のナレーションで、「その(VIVANTの)本当の意味にたどり着くのである」と言っているので、他に意味は無いという可能性が大きい。

乃木憂助は子供の頃に両親をテロリストに殺害されたのに、野崎守は乃木憂助の経歴に怪しい点は無いと言っていた。

やはり、乃木憂助は「別班」のスパイで過去を書き換えているのだろう。

乃木憂助の二重人格が「別班」で作られたのか、子供の頃に両親をテロリストに殺害された影響なのか、この辺がポイントとなりそうだ。

第2話で、乃木憂助が、誤送金の話に「だから俺じゃない」と声を荒げるシーンがあった。別人格が現れたのかと思ったが、判断が難しい。

また、野崎守(阿部寛)が丸菱商事の内部にテロ組織「テント」の協力者(モニター)が居ると言っていたので、最終回は「別班」と「テント」の争いになるのだろうか。

ところで、このテンポで何話まで放送するのだろうか?視聴率が上がるのか、下がるのか、明日の発表が楽しみだ。

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VIVANT-第3話のあらすじと犯人ネタバレ

野崎守(阿部寛)はもう助からないと言い、先へ進もうとするが、乃木憂助(堺雅人)は砂漠を戻って、居なくなった柚木薫(二階堂ふみ)を探すことにした。

乃木憂助は砂漠に埋まっていた柚木薫を発見し、再び戻ろうとするが、水も尽きてしまい、ラクダも倒れ、砂漠で絶体絶命のピンチに陥る。

しかし、野崎守が迎えに来てくれたので、乃木憂助と柚木薫は九死に一生を得ることができた。

その後、野崎守(阿部寛)らはモンゴルとの国境にたどり着くが、バルカ共和国の警察が待ち受けており、捕まってしまう。

しかし、モンゴル軍の協力をえて無事に解放され、野崎守ら3人は日本へと帰国することが出来たのだった。

さて、帰国した乃木憂助は、会社の上司らから、1億ドルを誤送金した犯人として疑われ、誤送金を追求される。

一方、野崎守は、サイバー対策のプロ東条翔太(濱田岳)に協力を要請したのだった。

さて、東条翔太は、警察に来る前に、丸菱商事の送金システムを手がけており、乃木憂助(堺雅人)が誤送金の犯人だと断言するが、乃木憂助は絶対にやっていないと言い張った。

すると、東条翔太は、強固なセキュリティーで固めたシステムに侵入できるのは伝説のハッカーしかいないと言い、丸菱商事のサーバールームに忍び込んで、別サーバーに保存しているログを調べれば、犯人は分かると教えた。

乃木憂助(堺雅人)は、元情報システム部の同僚・山本巧(迫田孝也)に事情を説明して協力を要請し、多数の監視カメラや警備員をかいくぐり、丸菱商事のサーバールームに侵入してログをコピーすることに成功するのだった。

さて、東条翔太はログを調べると、原智彦(橋本さとし)のパソコンからシステムが改ざんされていた事が判明したが、その日、原智彦は出張で出社していなかった。

そこで、監視カメラの映像を調査すると、システムが改ざんされた時間に原智彦のパソコンを使っていたのは、財務部の太田梨歩(飯沼愛)だと判明するのだった。

VIVANT-第4話のあらすじと犯人ネタバレ

誤送金事件の犯人は財務部の太田梨歩(飯沼愛)だと判明し、野崎守(阿部寛)は太田梨歩の自宅へと訪れるが、太田梨歩は姿を消していた。

太田梨歩の部屋に残されたHDDなどのデータは電子レンジで黒焦げになっていたが、落語のCDに隠されたデータから、太田梨歩がハッキングの神様の1人ブルーウォーカーだと判明する。

しかし、ブルーウォーカーが「テント」とは考えられず、太田梨歩は誰かに命じられたのではないかという疑惑が浮上する。

そこで、野崎守らは、太田梨歩にメールを送ってきた人物を誘い出すと、長野利彦(小日向文世)が現れた。

長野利彦が事件の黒幕なのか?

しかし、長野利彦は太田梨歩とは不倫関係だったと明かした。

野崎守が長野利彦の経歴に2年間の空白があることを指摘し、自衛隊の諜報部員「別班」ではないかと追求すると、長野利彦は薬物に手を出して2年間、更生施設に入っていた事を明かしたのだった。

一方、ドラムがジャミーンを無事に日本へ連れてきたが、手術費用を出してくれる予定だった支援団体が手を引いたので、手術代が足りなくなっており、柚木薫(二階堂ふみ)は困っていた。

そこで、乃木憂助(堺雅人)は柚木薫のためにクラウドファンディングを計画するのだった。

そのようななか、同僚・山本巧(迫田孝也)がバルカ共和国の部隊に居た事が判明したので、太田梨歩を助けるために、乃木憂助(堺雅人)が一芝居を打つと、焦った山本巧が動き出した。

公安が山本巧を尾行したが、山本巧は、組織の命令で助けに来たというモニターの黒須(松坂桃李)に助けられるのだった。

しかし、黒須は乃木憂助(堺雅人)の仲間で、2人は「別班」だった。乃木憂助は任務のために無能な振りをしていたのである。

山本巧は「テント」のモニターで、自白剤により、多くを明かした。「テント」の最終目標は日本なのだという。

しかし、山本巧はテントのリーダーについては明かさなかったので、山本巧を自殺に見せかけて殺害した。

さて、山本巧は太田梨歩を殺すために、倉庫に監禁して放置していたが、公安の野崎守らが無事に太田梨歩を発見して保護するのだった。

VIVANT-第5話のあらすじと犯人ネタバレ【ビバン】

クラウドファンディングは全く資金が集まっていなかったが、乃木憂助(堺雅人)が1470万円を寄付したので、目標を達成した。バルカ共和国の指名手配も解除され、バルカ共和国へ自由に出切りであるようになった。

さて、山本巧(迫田孝也)は遺書を残して死んでいたが、野崎守(阿部寛)は山本巧が殺されたと考え、乃木憂助(堺雅人)が別班ではないかと考えた。

野崎守は乃木憂助の経歴を洗い直し、乃木憂助は高校時代に優秀な人物しか入る事が出来ないアメリカのミリタリースクールに留学しており、ミリタリースクールを主席で卒業していた事が判明した。

さらに、乃木憂助は3歳の時に両親が死に、子供の頃は「丹後隼人(たんご・はやと)」という名前を名乗っており、大学に入って「乃木憂助」へと名前を戻した事が判明した。

野崎守はバルカ共和国を訪れ、バルカ警察のチンギスの協力を得て調査し、乃木憂助が別班だという確証を得た。

乃木憂助は、ドラムに盗聴器を付けられたことにも気付いており、ザイールが体に巻き付けた爆弾を爆発させたときも、隠し持っていた拳銃でザイールを撃っていたのだ。

ただし、タクシー運転手に鞄を盗まれたのは、単純なミスだったようだ。

帰国した野崎守(阿部寛)は、乃木憂助(堺雅人)の子供時代を知る人物から話を聞くと、乃木憂助はバルカで人身売買されており、乞食をさせられているところを、戦場カメラマンに助けられて、日本に帰国し、警察に保護されたのだという。

乃木憂助は酷い暴力を受けていたようで、記憶障害があり、バルカの日本大使館を通じて両親を探したが、両親が見つからず、丹後隼人という名前は養護施設が付けた名前だった。

乃木憂助は独り言が多く、苛められていたようだが、非常に優秀な子供だったという。

乃木憂助は高校の時にテレビで島根県の「たたら」の特集を見て、乃木家の家紋に見覚えがあったので、島根県を訪れ、DNA検査の結果、乃木憂助が乃木家の人間だと判明したのだという。

そして、乃木憂助の叔父の話によると、乃木憂助の父親は警視庁を辞めて、農業使節団としてバルカに渡り、バルカの内乱で命を落としていたのだという。

一方、乃木憂助(堺雅人)は別班の櫻井里美(キムラ緑子)に状況を報告した後、黒須(松坂桃李)とともにバルカを訪れており、「テント」に通じるGFL社のアリ社長(山中崇)の家族を人質にとり、アリから「テント」の情報を聞き出した。

「テント」が標的としている日本の場所は分からなかったが、「テント」の創始者であるリーダーは日本人で、そのリーダーは乃木憂助の父親(林遣都/役所広司)だと判明するのだった。

VIVANT(ヴィヴァン)-第6話のあらすじとネタバレ

乃木憂助(堺雅人)はテントの事を話したGFL社のアリ社長(山中崇)にパスポートを用意してロシアへと逃がした。

アリ社長は、お礼として、乃木憂助に金曜日まで有効だという謎の数列を記載した紙を渡した。

さて、戦場ジャーナリストに助けられて日本に来た幼少期の乃木憂助(堺雅人)は、別人格Fの助言でアメリカのミリタリースクールへと入り、ミリタリースクールを全科目トップで卒業して、コロンビア大学へと進学した。

2001年9月11日のテロを切っ掛けに、母国を守るために軍隊に入ったサムの影響を受け、家族の居ない乃木憂助は、「自分には家族が居ないので、日本を家族だと思って戦おう」と思い、自衛隊へ入った。

一方、野崎守(阿部寛)は乃木憂助が自衛隊の「別班」で、テロ組織「テント」のリーダーが乃木憂助の父親だと突き止める。

調べると、乃木憂助の父親は警視庁の公安外事第1課で、表向きは警視庁の機動隊を退職して農業使節団としてバルカ共和国に渡っていたが、本当は潜入捜査でバルカ共和国に渡っていた事が判明した。

さて、スーパーハッカーの太田梨歩(飯沼愛)は保釈金1億円で釈放された。太田梨歩を保釈させたのは「別班」だった。

別班の黒須(松坂桃李)は、太田梨歩をアパートに匿うと、アリ社長から受け取った数列の解析を太田梨歩に依頼。太田梨歩は数列がQRコードだと気づき、苦労の末、サーバーのデータを盗むことに成功するのだった。

一方、手術を受けたジャミーンは、危険な状態に陥っていたが、峠を越えて回復に向かい、柚木薫(二階堂ふみ)は乃木憂助に惹かれ始めるのだった。

さて、公安の野崎守(阿部寛)は、テントの情報を奪うため、別班が匿っている太田梨歩の部屋を家宅捜索するが、乃木憂助ら隣の部屋も借りており、ハッキング作業は隣の部屋で行っており、家宅捜索は空振りに終わる。

野崎守は乃木憂助らのトリックを見破るが、隣の部屋の令状を取り直している間に、データは消されるので、隣の部屋への踏み込みを断念した。

別班は国家非公認の裏組織なので、法律を守る必要はないのに対して、公安は国家公認の機関なので令状が無ければ家宅捜索はできないのだ。

その後、櫻井里美(キムラ緑子)は経済産業省の入札を利用して、乃木憂助や黒須など、計6名の別班を集め、会議を開くのだった。

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VIVANT(ヴィヴァン)-第7話のあらすじとネタバレ

櫻井里美(キムラ緑子)は諜報部隊「別班」の乃木憂助(堺雅人)ら6名を集めて会議を開いた。

乃木憂助は3年前に、テロリスト集団「テント」のマークが乃木家の家紋と一致していたことから、テントの創始者でリーダーの「ノゴーン・ベキ」が父・乃木卓(役所広司)だと気付いていた事を明かした。

すると、別班のメンバーから、乃木憂助が心変わりする可能性があるとして、乃木憂助を作戦に参加させることに反対する声も上がったが、櫻井里美は乃木憂助を作戦のリーダーに指名した。

その後、乃木憂助(堺雅人)は柚木薫(二階堂ふみ)との距離を縮め、初めてのキスをするのだった。

さて、別班はテントのナンバー2であるノコル(二宮和也)がロシアのテロリストと接触する情報をキャッチしており、乃木憂助(堺雅人)は再びバルカ共和国へと乗り込んだ。

乃木憂助は、野崎守(阿部寛)やバルカ警察のチンギスにマークされていたが、トリックを使って監視をかいくぐり、別班のメンバーと合流する。

その後、別班のメンバーは、ロシアのテロリストを襲撃して、ロシアのテロリストに成りすまし、テントのナンバー2であるノコル(二宮和也)に接触するのだった。

乃木憂助は一瞬の隙を突いてノコルを人質に取ると、別班のメンバーがテントのメンバーを制圧しようとした。

しかし、乃木憂助が突然、別班のメンバーを拳銃で撃ち、ノコルに「僕は的ではありません。ノゴーン・ベキに会わせてください。僕はノゴーン・ベキの息子です」と頼んだ。

ノコルは乃木憂助を怪しんだが、警察のサイレンが聞こえてきたので、乃木憂助と乃木憂助に撃たれて負傷していた別班の黒須(松坂桃李)を連れて、テントのアジトへと引き上げた。

翌日、牢屋に繋がれていた黒須は、乃木憂助に「裏切った体で、テントに侵入する作戦ですよね」と尋ねるが、乃木憂助は首を横に振り、「父親に会いたかった。君には分からないだろう。僕がどんな気持ちで生きてきたのか?」と答えるのだった。

VIVANT(ビバン)-第8話のあらすじとネタバレ

テントのアジトに連れて行かれた乃木憂助(堺雅人)は、ノコル(二宮和也)から拳銃を渡され、黒須(松坂桃李)を殺すように命じられ、発砲するが、外してしまう。

乃木憂助は今度は外さないように、黒須に拳銃を突き付けて引き金を引くが、弾は入っていなかった。

その後、乃木憂助はノコルの尋問を受け、DNA検査により、ノゴーン・ベキ(役所広司)の息子だと確定する。

ノゴーン・ベキは実の息子が生きていた事を喜ぶが、別班の仲間を裏切ってテントまで来た乃木憂助を信用していなかった。

さて、乃木憂助はテントの内部資料を見る事を許され、テントがテロを仕事として請け負い、その収益で孤児施設を運営している事が判明した。

そして、乃木憂助は、手に持つだけで重さを量ることが出来るという特殊能力を使い、米の配給量の増加を訴える孤児施設の責任者の不正を見抜くと、ノゴーン・ベキは乃木憂助を認め、ノコル(二宮和也)の会社を手伝うように命じた。

ノコルの会社「ムルーデル」は、テントが支援する全ての孤児院を管理しており、乃木憂助はノコルから孤児院の経費削減を命じられる。

乃木憂助は会社の資料を見て、テントの多額の使途不明金がマネーロンダリングされて、ノコルの会社の利益になっている事を発見する。

さらに、テントのテロ活動が活発になったのは、ここ3年間で、その収益でノコルの会社「ムルーデル」がバルカで大量の土地を買い集めていた事が判明するのだった。

VIVANT-第9話のあらすじとネタバレ

ノゴーン・ベキ(役所広司)がバルカで土地を買い集めていた理由は、地下で発見した貴重な資源「フローライト」を手に入れるためだった。

ノゴーン・ベキはフローライトで得た利益で、孤児や貧しい人たちを半永久的に救うことが出来ると考えていたのだ。

しかし、フローライトの採掘の要所となる土地を買い占めておらず、最後の仕上げのために42億円を必要としており、ノゴーン・ベキはテロを引き受けようとしていた。

それを知った乃木憂助(堺雅人)は、血を流さなくても大金を手に入れる方法があるとして、ノゴーン・ベキいに株の取引を提案した。

それは、別班が把握している企業の不祥事の情報をリークして、株価を下げて儲けるという方法だった。

乃木憂助は、この株取引を成功させて大金を得て、ノコル(二宮和也)にも認められるのだった。

さて、ノゴーン・ベキ(役所広司)は、乃木憂助のリクエストに応じて、テロリスト集団「テント」を設立した経緯が語る。

ノゴーン・ベキは、警視庁公安外事課の任務で、農業使節団の一員としてバルカ共和国に渡り、砂漠の緑化に取り組む一方で、バルカの武装勢力の調査する任務に従事した。

その後、バルカ共和国で内乱が勃発したが、スパイがバレてしまい、ノゴーン・ベキは武装集団から追われることに。

公安がヘリコプターで救出に来ることになるが、指揮官の命令により、救出部隊は目前で引き返していまい、ノゴーン・ベキと妻子は武装集団に捕まってしまう。

子供の乃木憂助は武装集団に連れ去られ、ノゴーン・ベキの妻も獄中で「復讐して欲しい」と言い残して死んだ。

ノゴーン・ベキは拳銃で撃たれて処刑されたが、急所を外れており、死体の処理を命じられたバトラカ(テントの幹部になる人物)がノゴーン・ベキを助けた。

その後、回復したノゴーン・ベキは、乃木憂助を探し回るが、奴隷となっていた日本人の子供が死んだという情報を知り、生きる気力を失っていたとき、孤児となっていた赤ん坊のノコル(二宮和也)と出会い、ノコルを我が子として育てることで、生きる気力を取り戻した。

当時は内乱状態だったので、ノゴーン・ベキとバトラカは武器を修理して村を守るようになると、他の村から傭兵の依頼が入るようになり、傭兵として武装集団を撃退するようになった。

そして、ノゴーン・ベキは孤児だったアディエルと出会い、孤児を守るため、傭兵として金を稼ぐようになり、「テント」を発足した。

やがて、依頼人から、依頼人に容疑が向かないようにノゴーン・ベキらの犯行だという証拠を残せと言われ、テントはテロの現場に乃木家の家紋を残すようになったのだった。

さて、乃木憂助は「テントの最終標的は日本」という件について尋ねると、ノゴーン・ベキは「日本への恨みなど無くなった。私が祖国を狙うわけが無い」と答えた。

一方、ノコルの方に問題が浮上する。

極秘裏に進めていたフローライトの事がバルカ政府に知られてしまい、バルカ政府が採掘の許可は出さないので、土地を売却しろと言ってきたのだ。

ノコルはバルカ政府の前任の大臣から採掘許可を得ていたので、バルカ政府の要求をはねのけたが、乃木憂助がバルカ政府に情報を流したという疑惑が浮上する。

さらに、日本のモニターからの情報で、乃木憂助が殺したはずの別班メンバー4人が日本で生きている事が判明する。

このため、ノゴーン・ベキが「我らを欺き、別班としてここに来た。そうだな」と問うと、乃木憂助は別人格Fの制止を聞かず、別班の任務としてテントに来た事を明かすのだった。

VIVANT-最終回のあらすじとネタバレ

ノゴーン・ベキ(役所広司)が乃木憂助(堺雅人)に日本刀を振りかざすが、乃木憂助を吊していたロープを切っただけだった。

ノゴーン・ベキは乃木憂助がの「手で重さを量れる」という特殊能力の事を知り、乃木憂助が仲間を裏切っていないと悟っていたのだ。

乃木憂助は黒須(松坂桃李)を撃ったとき、1発目を外したので、2発目は拳銃を黒須の頭に突き付けて発砲したが、弾切れだった。

乃木憂助は「手で重さを量れる」という能力で、拳銃には1発しか入っていないと知っていたので、わざと1発目を外して、弾切れになって拳銃を黒須の頭に突き付けていたのだ。

しかも、ノゴーン・ベキは、乃木憂助に撃たれた4人の別班の行方を調べて、死んでいないことを突き止めていた。

一方、乃木憂助も日本でジャミーンにノゴーン・ベキの写真を見せたところ、善悪を判断する能力があるジャミーンがノゴーン・ベキを「父親のような人」と言ったことから、乃木憂助はノゴーン・ベキが悪人では無いと考えていたのだった。

さて、乃木憂助の任務は日本を守る事で、フローラートのプロジェクトを成功させれば、テントが日本へのテロを行う必要がなくなると考え、テントに協力する事にした。

さて、バルカ政府のワニズ大臣がフローライトに関して新たな提案をしてきた。バルカ政府側には、日本大使・西岡英子(檀れい)や日本のオリベ化学が同席していた。

バルカ政府の要求は採掘権の一部を譲渡して欲しいというもので、その代わりに日本とオリベ化学が技術を提供するというものだった。

ノゴーン・ベキは以前よりも条件が良くなっていると考えたが、乃木憂助は日本省庁の動きが速すぎると言い、内通者の調査が重要だと告げた。

調査の結果、バルカ政府にフローライトの情報を流していた内通者は、テントの幹部ピヨ(吉原光夫)の助手だと判明し、テント側もバルカ政府に要求を出して調印に応じる方針を固めた。

次の会談で、ノコル(二宮和也)が条件を出してバルカ政府との調印に応じて採掘権の一部を譲渡すると、共同主旨者のゴビ(馬場徹)がバルカ政府側に寝返ったので、バルカ政府は採掘権の過半数を取得し、フローライト事業の主導権を握った。

ゴビ(馬場徹)は3年前からバルカ政府側の人間だったのである。

しかし、乃木憂助はブルーウォーカーのハッキングで、ゴビ(馬場徹)が裏切る事を知っており、
ノゴーン・ベキが公安に逮捕される事とテントの解散を条件に、公安の野崎守(阿部寛)を味方に引き入れた。

そして、野崎守の尽力により、日本大使・西岡英子、オリベ化学、バルカ警察のチンギスらを味方に付けていた。

このため、日本大使・西岡英子がノコル側に寝返り、ノコル側がフローライト事業の主導権を握った。

さらに、バルカ警察のチンギスらが、収賄の容疑でワニズ大臣らを逮捕した

チンギスは孤児院の出身で、テントが孤児院を運営していた事を知り、野崎守の要請に応じて協力していた。

こうして、テントは解散し、ノゴーン・ベキが公安に逮捕され、日本へ搬送された。

しかし、ノゴーン・ベキが日本のモニターの協力を得て脱走した。日本のモニターは公安の新庄浩太郎(竜星涼)だった。

ノゴーン・ベキは「恨みを晴らして」と言って死んでいった妻の復習をするため、公安に捕まり、日本へ帰国したのだ。

テントの最終標的が日本だというのは、このことだった。

それを知った乃木憂助は、上官の櫻井里美(キムラ緑子)に頼んで、国家機密となっている消されたノゴーン・ベキの情報を入手し、40年前にノゴーン・ベキを見捨てた上官が内閣官房副長官の上原史朗(橋爪功)だと知る。

ノゴーン・ベキは上原史朗(橋爪功)と家族を処刑しようとしていたが、乃木憂助に阻止され、乃木憂助に撃たれて死んだ。

しかし、ノゴーン・ベキの拳銃には初めから弾が入っていなかった。初めから、乃木憂助に殺されるつもりだったようだ。

その後、公安の野崎守は、乃木卓(役所広司)ら3人が灯油を図って無理心中を図ったといういうことで事件を処理をした。

一方、乃木憂助は神田明神で、柚木薫(二階堂ふみ)やジャミーンと再会して抱き合うが、神田明神の祠に、合図のまんじゅうが置いてあったのだった。

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コメント欄

乃木は裏切っていない説

一見乃木が味方を殺し悪役のようになっているが、人の善悪を見分けられる子としてジャミーンがとても懐いているのでそれは否定できる。(1話から何度も言及されている)
また最後の黒須とのシーンで、発言の前にカメラを確認していることから、監視に気づかれることを考慮し、味方から騙す作戦なのではないか

ではなぜ別班を撃ったのか
そもそもノゴーンベキが、国に裏切られ報復のためにテロを起こしているという理由は少し浅い気もする。
考察だが、そもそも国(公安?)が黒幕説も考えられる
若きノゴーンベキ(乃木卓)は、公安時代、任務の中で、何らかの形で国の企みに気づく。それに気づいた公安は乃木を始末し、家族諸共見捨てて死亡したことにし、記録を抹消し無かったことにする。しかし命からがら逃げ出した乃木卓は、テントを組織し、表向きは過激な組織として、日本を救うという真意を隠しているのではないか。
またバルカと日本の関係については、バルカ大使(檀れい)が同胞を裏切り、なぜ敵に情報を売ったのかも、国が何かを企んでいることとの説明がつく。
予告で別班員が生きている描写があり、黒須以外の別班が黒かどうかは分からないが、万が一のために急所を外して撃ったと考えられる。(黒須を連れて行ったのは、バディとして仕事をする中で裏切り者ではないと踏み、自分の作戦の役に立つと思っったから)

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  • sai

saiさんへ

ノゴーン・ベキは単純に裏切りへの報復だけでテロを起こしているとは考えにくいですね。

私は、乃木家の家紋をトレードマークにしてテロを起こすことで、生き別れになった息子・乃木憂助(堺雅人)に自分の存在を知らせよいうとしているのではないかと予想しています。

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VIVANの初期メンバー5人がキャストとして写っている写真を見ると、(https://realsound.jp/wp-content/uploads/2023/02/20230227-vivant-01.jpg)「V」別班(VIVANT)の松坂桃李さん(黒須)、「I」のところに(?)二階堂ふみさん(薫)、もう一つの「V」に別班(VIVANT)堺雅人さん(乃木)、「AとN」に公安(KOUAN)の阿部寛さん(野崎)、Tに役所広司さん(TENTO)
となっています。
二階堂ふみさんの正体は(I)は何なんでしょう?

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  • TNAVIV

TNAVIVさんへ
二階堂ふみさん(薫)の「I」は「愛」だと思います。「lover」だと「恋人」という意味になります。

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別の番組で、実際に別班はある。という事が取り上げられていました。
それを見て浮かんだ事は、
・もしかしたら乃木は全くの別人で、テント又はテントの関係者の中に本当の息子がいるのでは?(DNA鑑定の口腔内から採取した細胞は途中ですり替えられた可能性は捨てきれない)
・別の番組でジャーナリストが、元別班の人に取材したところ、全くの別人格を作り上げる為、本当の自分を出せない。と言っていた。という事は、情報と写真だけが乃木の手に渡り、そこから乃木を、作り上げた可能性が?(だから、途中でFが出てくるのでは?子供の頃の写真を持っていても、大人になると全く顔が変わる人もいるので)

…考えすぎですね。

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  • M

Mさんへ
乃木が別人だというのは、非常に面白い考察だと思います。乃木が偽者の息子で、ノコルが本物の息子だったという可能性もあるかもしれませんね。

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