VIVANTのドラムがスマホで喋る本当の理由【ビバン】

堺雅人が主演するTBSのドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」のドラム(富栄ドラム)がスマホで喋る本当の理由の考察のネタバレです。

ビバンでドラムがスマホで喋る本当の理由は

ドラマ「VIVANT」に登場するドラムは、スマートフォンの機械音声(林原めぐみ)を使って会話をするのが特徴である。

ドラムは喋る事ができないので、スマートフォンの機械音声を使っているのだが、果たして理由は喋れないだけだろうか。

私は他にも理由がるのと思うので、その理由について考察してみる。

おそらく、ドラムがスマホを使って喋る理由は、最終回の結末や黒幕を秘匿するためだろう。

方法は非常に簡単である。

ドラムの台詞、つまり、スマートフォンの機械音声を撮影後の吹き込みにするだけである。

例えば、台本に下記のように書いておく。

ドラム「おはようございます」
阿部寛「おはよう」
ドラム「今日は良い天気ですね」
阿部寛「そうですね」

そして、撮影するときは、ドラムの台詞の部分を空白にして、阿部寛の台詞だけを撮影する。

(台詞分の空白)
阿部寛「おはよう」
(台詞分の空白)
阿部寛「そうですね」

そして、撮影後に台詞の空白部分にドラムの部分の台詞を吹き込めば、ドラマでは2人が会話をしているように見える。

こうした手法を使えば、台本の「今日は良い天気ですね」の部分を吹き替えで「今日は雨ですね」へと変更しても、会話は成立する。

しかも、ドラムの場合はスマホの機械音声を使って会話するので、口と台詞がズレるということもない。

だから、最終回の結末で、ドラムが台詞で黒幕や事件の真相を明かすという構成にすれば、台本では「長野利彦(小日向文世)が黒幕だった」という結末でも、撮影後の吹き込みで、「櫻井里美(キムラ緑子)が黒幕だった」という結末に変更する事ができる。

この手法を使えば、台本と放送時の黒幕が違うので、台本を読んで黒幕は長野利彦(小日向文世)だと思っている出演者を全員、騙すことができるのだ。

したがって、ドラムがスマートフォンの機械音声を使って会話をするのは、ドラマの出演にも本当の結末や黒幕を隠すためだと考えられる。

TVドラマがこうした手法を使ったというケースは考えにくいが、「VIVANT」は放送前から内容を一切告知しないという秘密主義をとっていたので、ドラマの出演にも本当の結末や黒幕を隠しそうとしても不思議ではない。

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