【VIVANT】テントのマークに乃木家の家紋を使う理由の考察とネタバレ
TBSのドラマ「VIVANT」のテロ組織「テント」のマークに乃木家の家紋を使う理由の考察とネタバレです。
乃木卓(役所広司)は警視庁公安部外事課の刑事で、警察を辞めて農業使節団としてバルカに渡り、砂漠の緑化に貢献してバルカ政府から「ノゴーン・ベキ(緑の魔術師)」として表彰されたが、その裏では公安刑事としてバルカで諜報活動を行っていた。
日本はバルカから資源を輸入しており、バルカは重要な国だった。バルカは当時、4つの民族が争っており、1984年に内乱が勃発し、乃木卓は内乱に巻き込まれた。
公安の諜報部員が危険に陥れば、公安が救出に向かうはずだが、公安が救出に動いた記録も無く、何らか事情で公安は情報を消去したようだ。
乃木卓の遺体は確認されなかったが、乃木卓は内乱に巻き込まれて死亡したと処理された。
しかし、実際は乃木卓は生きており、テロ組織「テント」を結成したので、今回は乃木卓がテントのマークに乃木家の家紋を使用している理由について考察する。
私は、テントのマークに乃木家の家紋を使用する事に違和感を覚えていた。
なぜなら、日本に居る乃木家の親族などがテントのマークを見たら、テントは乃木家の人間だと分かるからだ。
実際、戦場ジャーナリストに助けれて日本に戻ってきた息子の乃木憂助(堺雅人)は、テレビの「たたら」の番組を見たとき、番組に出ていた乃木家の家紋を見て、自分は乃木家の人間だという事実にたどり着いた。
さらに、乃木憂助は、別班の内部資料を見てテントの存在を知ったとき、テントのマークが乃木家の家紋だと気づき、テントのリーダは父親ではないかと考えた。
もはや、考察するまでもなく、これがネタバレになっているのだが、考察をストーリーとして落とし込んでみる。
テントのマークに乃木家の家紋を使う理由の考察
警視庁公安部外事課だった乃木卓(役所広司)は、家族を連れて農業使節団としてバルカに渡り、諜報活動をしていたが、バルカの内乱に巻き込まれた。
このときに、乃木卓は、テロリストに乃木を連れ去られ、息子・乃木憂助(堺雅人)と生き別れとなってしまう。
乃木卓は息子を取り戻すため、テロ組織を壊滅していくとともに、人身売買で売られていた子供や戦争孤児を集めてテロ組織「テント」を作り、「テント」のマークを乃木家の家紋にした。
「テント」のマークを乃木家の家紋にした理由は、生き別れになった息子・乃木憂助がテントのマークを見て乃木家の人間だと気づくように、「父親はここだ」という目印として乃木家の家紋を使用したのだろう。
乃木家の子供は、乃木家の家紋が入っている守り刀を受け取っているので、父親は乃木家の家紋に一縷の望みを託したということだ。
そして、「家紋(かもん)」を英語風に発音すると「カモン(come on)」になる。
「come on」は「来て」という意味なので、「家紋」と「come on」をかけことばにして、父親は乃木家の家紋をテントのマークとして使用することで、息子に「パパはここに居るから来て」というメッセージを送っているのだと考えられる。
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