【ブギウギ】藤村薫(ふじむら・かおる/宮本亞門)のモデル【ネタバレ】
NHKの朝ドラ「ブギウギ」に登場する作詞家・藤村薫(ふじむらかおる/宮本亞門)の実在のモデルのネタバレです。
ブギウギ-藤村薫(宮本亞門)のあらすじ
「ブギウギ」の藤村薫(宮本亞門)は、破天荒な天才作詞家で、作曲家の羽鳥善一(草彅剛)に頼まれ、花田鈴子(趣里)の新曲を作詞することになる。
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ブギウギ-藤村薫(宮本亞門)の実在のモデル
「ブギウギ」に登場する藤村薫(宮本亞門)の実在のモデルは、確定はしていないのですが、モデルの候補として3人の作詞家が考えられます。
モデルの候補となる1人目の作詞家は、村雨まさを(むらさめ・まさを)です。
村雨まさをは、笠置シヅ子が東京の松竹楽劇団(SDS)に入って発売した「ラッパと娘」「センチメンタルダイナ」などの作詞を手がけた作詞家で、笠置シヅ子は戦前、これらの曲で「スイングの女王」として活躍しました。
したがって、「ブギウギ」の藤村薫(宮本亞門)が、東京の梅丸楽劇団(UGD)時代に花田鈴子(趣里)の新曲を手がけたのであれば、モデルは村雨まさをだと考えられます。
ちなみに、村雨まさをの正体は、作曲家の服部良一です。服部良一は作詞をするときにペンネームとして「村雨まさを」を使用していました。
したがって、史実では、服部良一と「村雨まさを」は同一人物となります。
「ブギウギ」では、服部良一のモデルとして作曲家の羽鳥善一(草彅剛)が登場するのですが、ペンネームの「村雨まさを」を別人として描くのだと考えられます。
さて、モデルの候補となる2人目の作詞家は、鈴木勝(すずき・まさる)です。
鈴木勝は、仏教学者・鈴木大拙の息子(養子)で、戦後、笠置シヅ子の代表曲となる「東京ブギウギ」を手がけた作詞家です。
ただし、鈴木勝はアイデアを出しただけで、実際に「東京ブギウギ」を作詞したのは妻の池真理子だったと言われています。
したがって、「ブギウギ」の藤村薫(宮本亞門)が花田鈴子(趣里)の新曲を手がけるのが戦後なら、藤村薫のモデルは鈴木勝だという可能性が大きくなります。
モデルの3人目の候補は、作詞家の藤浦洸です。
藤浦洸は淡谷のり子の「別れのブルース」を作詞した人で、笠置シヅ子の「アイレ可愛や」「へいへいブギ」「銀ぶら娘」「たのんまっせ」などを作詞しています。
藤村薫(宮本亞門)は藤浦洸と「藤」の字が共通しているので、藤村薫のモデルは藤浦洸の可能性が大きいです。
服部良一が貧乏だった藤浦洸に30円の取材費を渡して作詞を頼み、藤浦洸が「本牧ブルース」を作詞しました。
しかし、「本牧ブルース」では神奈川県でしか売れないということで、タイトルを「分かれのブルース」に変更したというエピソードが残っています。
おそらく、「ブギウギ」では、このエピソードを花田鈴子(趣里)のエピソードに改変するのではないかと思います。
なお、朝ドラ「ブギウギ」の登場人物のモデル一覧は「ブギウギ-実在のモデル一覧」をご覧ください。
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コメント欄
こんにちは。いつも拝見させて頂いてます♪
おそらく宮本亞門さん演じる藤村薫さんは笠置シヅ子さんのヒット曲『ヘイヘイブギ』や淡谷のり子さんの大ヒット曲『別れのブルース』、美空ひばりさんの『悲しき口笛』『東京キッド』などを作詞した"藤浦洸"さんという線もありそうな気がします。
ブギウギ放送まで一ヶ月切りましたね!楽しみにしています。
■ひしかわさんへ
情報をありがとうございます。
なるほど、「ブギウギ」には淡谷のり子をモデルとする茨田りつ子(菊地凛子)が登場するし、「藤」の字も共通しているので、藤村薫(宮本亞門)もモデルは藤浦洸という可能性が大きいですね。