【ネタバレ】VIVANT-最終回の感想と考察の反省会【ビバン】

堺雅人が主演するTBSのドラマ「VIVANT(ビバン)」の最終回が終わったので、感想と考察とネタバレの反省会をしておきます。

VIVANT-最終回の感想と考察の反省会

世間では評判が良くても、私はつまらないドラマはつまらないとしか言えないし、提灯記事など書けないので、好き勝手に言うのだが、ドラマ「VIVANT」は面白かったが、なぜ、考察ドラマにしたのだろうか?と疑問が付くドラマだった。

考察ドラマだと煽らなければ、面白いドラマだという評価で終わったと思うのだが、考察ドラマだと煽りすぎたせいで、総合的な評価を落としたのかなと言う感じがした。

実際、私はドラマ「VIVANT」に関しては、ほとんど考察をしなかったし、考察の記事もあまり書かなかった理由は、「VIVANT」の考察については興味が無かったからだ。

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VIVANT-色の考察を行わなかった理由

他人の考察は、たまたま目に入った報道ベースの考察しかしらないのだが、ドラマ「VIVANT」では「色」について考察が行われていたようだ。

キリスト教では、裏切り者のユダが黄色い服を着ていた事から、黄色に「裏切り者」という意味があるらしく、別班の横領していた経理担当が黄色い服を着ていたことから、色には意味があるという考察が広まっていたようだ。

しかし、ノゴーン・ベキ(役所広司)やノコル(二宮和也)の帯が黄色かったことから、私は色に関する考察を行わなかった。

VIANT-赤い服の女の考察

ドラマ「VIANT」の第1話で、GFL社のアリ社長(山中崇)が銀行から出てくるシーンがあり、そのとき、アリ社長が赤い服を着た長髪の女性とぶつかった。

報道によると、「色」についての考察も重なり、この赤い服の女性の正体は、柚木薫(二階堂ふみ)ではないかという考察があったようだが、私は赤い服の女性についての考察も行わなかった。

実は、赤い女性が銀行の入り口で、アリ社長(山中崇)とぶつかるシーンの後、乃木憂助(堺雅人)が長髪の太った人(後にドラムと判明)とぶつかるシーンがある。

このとき、ドラムが乃木憂助に盗聴器を仕掛けており、このシーンが伏線となっている。

もし、赤い服の女性とアリ社長がぶつかるシーンがなく、乃木憂助がドラムにぶつかるシーンだけだったとしたら、乃木憂助がドラムにぶつかるシーンが目立って怪しく思える。

だから、赤い服の女性とアリ社長がぶつかるシーンに続いて、乃木憂助がドラムにぶつかるシーンを描くことで、「バルカ共和国では、人と人がぶつかるのが普通なのだ」と思わせ、乃木憂助がドラムにぶつかるシーンを目立たなくさせたのだろう。

したがって、私は赤い服の女性にはストーリー的な伏線ではないと考え、赤い服の女性に関する考察は行わなかった。

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キービジュアルの考察

ドラマ「VIANT」の公式Twitterが、キービジュアルを発表しており、キービジュアルが伏線が隠されているという報じられていた。

キービジュアルには、出演者5人が映っており、5人の前に「VIVANT」の文字があり、出演者それぞれに重なっている文字が伏線になっているらしい。

左端の黒須(松坂桃李)は「V」で「別班」、右端のベキ(役所広司)が「T」で「テント」というところまでは良いのだが、残りの3人は謎である。

私には、左から2番目の柚木薫(二階堂ふみ)は「VIV」がかかっているように見えるのだが、何故か柚木薫は「I」だけで、左から3番目(中央)の乃木憂助(堺雅人)は「IV」の2文字ということになっていた。

公式Twitterがそのような発表をしていたのなら仕方が無いのだが、文字の割り当てルールが理解できなかったので、キービジュアルについても私は考察しなかった。

結局、公式が発表したキービジュアルはどのような伏線が隠されていたのだろうか?

VIANT-スマホのすり替えトリック

ドラマ「VIANT」の第1話で、乃木憂助(堺雅人)がGFL社のアリ社長(山中崇)のスマホを拾ったときに、別のスマホとすり替えた。

乃木憂助は右手でアリ社長のスマホを拾うと、そのまま右手の袖にスマホを隠して、左手の袖から出した別のスマホをアリ社長に渡すというすり替えトリックだった。

ただ、第1話を見る限り、すり替えているところが画面の外で、画面には映っていないので、なんだかなぁと思った。

これが、クローズアップマジックのように、視聴者の目の前で、つまり全て画面に映した状態ですり替えトリックを成立せていたら、凄かったと思った。

ただ、今の時代は、録画して何度も見返せるので、なかなか画面内ですり替えトリックを成立させるのは難しいのだろうと思う。

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VIANT-ノコル(二宮和也)に短刀を渡した理由の考察

ドラマ「VIANT」の最終回で、乃木憂助(堺雅人)がノコル(二宮和也)に乃木家の家紋が入った短刀を託した。

短刀は乃木家の子供が受け取るもので、乃木憂助がノコルに短刀を渡したということは、乃木憂助がノコルを乃木家の人間(弟)だと認め、レアアースのフローライト事業を託したという証だろう。

事実として、その後、乃木憂助とノコルが電話で話したとき、ノコルは乃木憂助を「兄さん」と読んでいる。

そもそも、乃木家は島根県で、「たたら」という製法で鉄を製鉄していた家系で、この乃木家の分家(ノゴーン・ベキは乃木家の次男)がバルカ共和国でレアアースの「フローライト」を採掘するというのは良く出来た話だと思った。

それに、ノコルだけに、ノコルがバルカ共和国に「残った」というのも面白い。

VIANT-公安がノゴーン・ベキを逮捕した理由

ドラマ「VIANT」の最終回で、ノゴーン・ベキ(役所広司)とテントの幹部2人は、乃木憂助(堺雅人)の提案を受け、バルカ政府を排除してフローライト事業を成功させるために、野崎守(阿部寛)に逮捕された。

しかし、私には何の容疑で公安がノゴーン・ベキを逮捕したのか分からなかった。

テントは国際的なテロ組織かもしれないが、日本ではテロを行っていない。日本を最終標的にしていたかもしれないが、テントは日本でテロを行っていない。

別班はテロを未然に防ぐために動くことができるが、公安は事件が起きなければ動くことが出来ないはずである。

だとすれば、公安は何の容疑でノゴーン・ベキらを逮捕したのだろうか?

VIANT-ノゴーン・ベキは生きている

ドラマ「VIANT」の最終回で、公安から逃げ出したノゴーン・ベキ(役所広司)は40年前に救出部隊を撤退させた上官・上原史朗(橋爪功)を処刑しようとしたが、乃木憂助(堺雅人)に撃たれて阻止された。

そして、公安の野崎守(阿部寛)は、ノゴーン・ベキら3人が灯油を被って無理心中をして、遺体が真っ黒焦げになったということで処理をした。

ノコル(二宮和也)が電話でノゴーン・ベキの墓をバルカ共和国で建てたいと頼んだとき、乃木憂助(堺雅人)は「花を手向けるのは、まだ先にするよ」と答えた。

タイトルにもなっている「VIANT」はフランス語で、「生きている」という意味があるので、ノゴーン・ベキら3人が生きていると考えるのが自然である。

では、どの時点から計画が練られていたのだろうか?

テントは日本ではテロを行っておらず、公安がノゴーン・ベキらを逮捕する理由(容疑)が無いのであれば、野崎守がノゴーン・ベキを逮捕して日本に連行した時点から計画は始まっていたのかもしれない。

VIVANT-最終回の感想

ドラマ「VIVANT」は、続編を前提に作っているので、謎も続編へと持ち越しになるのだろうが、乃木憂助(堺雅人)の別人格Fのことも描かれず、最終回は謎を残して消化不良という感じも残る。

また、第1話は108分に対して、最終回は79分だったうえ、最終回は室内のシーンと日本のシーンが大半で、バルカ共和国のシーンはほとんど無かったので、第1話に比べると、豪華さに欠けた。

ただ、ドラマ「VIVANT」は全体的には面白かったので、続編が楽しみだ。

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