ブギウギ-羽鳥麻里(市川実和子)のモデルは富沢万里子【はとり・まり】

趣里が主演するNHKの朝ドラ「ブギウギ」に登場する羽鳥麻里(はとり・まり/市川実和子)のモデルのネタバレです。

ブギウギ-羽鳥麻里(市川実和子)のあらすじ

朝ドラ「ブギウギ」に登場する羽鳥麻里(市川実和子)は、作曲家・羽鳥善一(草彅剛)の妻です。

羽鳥麻里は音楽の事は分からないが、作曲家の夫・羽鳥善一を支え、福来スズ子(趣里)の良き相談相手となる。

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ブギウギ-羽鳥麻里(市川実和子)の実在のモデル

朝ドラ「ブギウギ」に登場する羽鳥麻里(市川実和子)は、作曲家・羽鳥善一(草彅剛)の妻なので、羽鳥麻里の実在のモデルは、服部良一の妻・富沢万里子(とみざわ・まりこ)です。

服部良一の妻・富沢万里子
出典:私の履歴書

富沢万里子は、東京・神田鍛冶町一番地で唐物屋「伊勢屋(丸文)」を営んでいた富沢文蔵の長女で、大正5年(1916年)生まれ。東京府立第三高等女学校を卒業しているので、かなり優秀な女性である。

父親の富沢文蔵は遊び好きだったようで、道楽に入れ込んで店を傾けたので、富沢万里子は幼少期に銀行の支店長をしていた親族に預けられ、各地を転々として育った。

その後、親族が死んだので実家に戻ると、父親は唐物屋「伊勢屋(丸文)」を廃業して、陶器店「五条堂」を営んでいたという。

一方、東京に出てきた服部良一は、曲を作ってレコードに吹き込む度にお金を貰えたので、お金が余って仕方がく、待合(お茶や)などでお金を使い、プロの女性とばかり遊んでいた。

そのようななか、服部良一は待合の女将から娘を紹介された。それが、妻となる富沢万里子だった。

服部良一は素人の女性も良いなと思い、富沢万里子との結婚を決めると、知人に別れ話の仲介を頼み、交際しているプロの女性宅をまわり、別れ話をしてまわった。

知人が、服部良一の音楽家としての将来を考えた別れて欲しいと頼むと、プロの女性は快く別れてくれたのだという。

ちょうど、富沢万里子との結婚は、服部良一がニットーからコロムビアへ移籍する時期で、服部良一はニットーとコロムビアから金を借りて盛大な結婚式を開いて、無事に富沢万里子と結婚する事が出来た。

しかし、熱海への新婚旅行では、服部良一はプロの女性とばかり付き合ってきたので、素人の妻とは話が弾まないし、妻の富沢万里子は音楽が分からないので、会話が持たず、新婚旅行先に媒酌人を呼びつけた。

ただ、それ以降は夫婦に問題は起きず、無事に2男3女も育て上げた。

服部良一の妻・富沢万里子と笠置シヅ子

笠置シヅ子は、戦後、吉本頴右との結婚の準備として、吉本頴右との同居を解消し、服部良一の家の2階に居候した。

しかし、服部家は5人の子供を抱えた大家族だったうえ、服部良一が笠置シヅ子に気を遣って、妻・富沢万里子に世話をさせるので、笠置シヅ子は逆に居づらくなり、知り合った笠置シヅ子のファンだという女性の家に移った。

なお、朝ドラ「ブギウギ」の登場人物のモデル一覧は「ブギウギ-実在のモデル一覧」をご覧ください。

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