ブギウギ-マネージャー五木ひろき(村上新悟)のモデルは中島信
NHKの朝ドラ「ブギウギ」に登場するマネージャー五木ひろき(村上新悟)の実在のモデルのネタバレです。
ブギウギ-五木ひろき(村上新悟)のあらすじ
五木ひろき(村上新悟)は辛島部長から紹介された自称敏腕マネージャーです。
五木ひろきは、福来スズ子(趣里)は東京の梅丸楽劇団(UGD)から独立して旗揚げする「福来スズ子とその楽団」のマネージャーとなる。
福来スズ子が村山愛助(水上恒司)が交際を開始すると、村山興業の東京支社長・坂口が別れるように迫った。
五木ひろきは、福来スズ子に「福来スズ子とその楽団」の経営が苦しいと言い、山村興業から手切れ金が貰うため、福来スズ子に村山愛助と別れたフリをして欲しいと頼んだ。
しかし、五木ひろきは、既に山村興業から手切れ金を貰っており、楽団のお金や手切れ金を使い込んで、密かに戦争未亡人ナツと息子・三平の面倒を見ていた。
このため、戦争未亡人ナツの存在が明らかになると、五木ひろきは置き手紙を残して、「福来スズ子とその楽団」を去るのだった。
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ブギウギ-五木ひろき(村上新悟)のモデル
朝ドラ「ブギウギ」に登場する五木ひろき(村上新悟)は、歌手の五木ひろしと名前が似ていますが、五木ひろきのモデルは五木ひろしではありません。
歌手の五木ひろしは、戦後の昭和23年(1948年)生まれなので、この時点では誕生していません。
朝ドラ「ブギウギ」の五木ひろきのモデルは、笠置シヅ子のマネージャーだった中島信だと考えられます。
笠置シヅ子は、東宝への移籍にサインしていたが、松竹に阻止され、東宝への移籍は有耶無耶となり、東京の松竹楽劇団(SGD)に残っていた。
しかし、戦争の影響で松竹楽劇団の経営が苦しくなると、笠置シヅ子は松竹の大谷から独立を勧められ、松竹楽劇団から独立して「笠置シズ子とその楽団」を旗揚げした。
このとき、淡谷のり子がマネージャーとして中島信を紹介してくれ、中島信がマネージャーとなった。
「笠置シヅ子とその楽団」はかなり人気があったようだが、笠置シヅ子は敵性歌手に指定されていたので、戦地慰問には呼ばれず、地方巡業を続けていた。
戦況の悪化とともにジャスが敵性音楽として取締が厳しくなり、ジャズが歌えなくなっていくうえ、空襲警報が鳴る度に仕事が全てキャンセルになるので、笠置シヅ子は13人の楽団員を抱えて非常に苦しい生活を過ごしていた。
最後はマネージャーの中島信が「笠置シヅ子とその楽団」を勝手に中澤興行部に売ってしまったのでトラブルとなり、笠置シヅ子も売り渡されそうになるのだが、「笠置シヅ子とその楽団」を解散して、笠置シヅ子はソロ活動で歌手を続けた。
笠置シヅ子は中島信が楽団を売却した件について「中島さんも悪気がある人ではないのですが、家族が多くて物入りなので、一時の融通だったのでしょうが、こには困りました」と書いている。
朝ドラ「ブギウギ」の五木ひろき(村上新悟)は戦争未亡人ナツの面倒をみるために楽団の金を使い込んでおり、山村興業から手切れ金も受け取っており、楽団から消えたので、実在のモデルはマネージャーの中島信という可能性が大きい。
なお、朝ドラ「ブギウギ」の登場人物のモデル一覧は「ブギウギ-実在のモデル一覧」をご覧ください。
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