ブギウギ-東京支社長・坂口(メッセンジャー黒田有)のモデルは林弘高
NHKの朝ドラ「ブギウギ」に登場する村山興業の東京支店長・坂口(黒田有)の実在のモデルと実話のネタバレです。
ブギウギ-坂口(黒田有)のあらすじとネタバレ
坂口(黒田有)は、日本有数の規模を誇る興業会社「村山興業」の東京支社長で、福来スズ子(趣里)と村山愛助(水上恒司)の恋愛に気付く。
村山興業の社長・村山トミ(小雪)が2人の結婚に反対しており、坂口は2人を別れさせるため、福来スズ子の「福来スズ子とその楽団」に圧力をかける。
その後、村山愛助が結核に感染して入院し、福来スズ子が献身的に看病する。
坂口はその事実を知り、福来スズ子の事を認め、2人のために家を借りて、村山愛助を住まわせ、福来スズに看病を任せるのだった。
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ブギウギ-坂口(黒田有)のモデル
朝ドラ「ブギウギ」に登場する坂口(黒田有)の実在のモデルは、吉本興業の東京支店長・林弘高です。
吉本興業の東京支店長を務めた林弘高は、吉本興業の創業者・吉本セイの実弟で、大学卒業後は社民党の機関誌の編集をしていたが、吉本セイに招かれ、吉本興業の東京支社の責任者となった。
林弘高は昭和9年にマーカスショーを日本に招聘して大成功を納め、吉本興業を躍進させ、東京の大学に通う吉野セイの息子・吉本頴右の面倒をみた。
林弘高は戦争末期に隣家のフランス人宅を借りて、空襲で焼け出された知人をフランス人宅に収容しており、交際を開始していた笠置シヅ子と吉本頴右も空襲で焼け出されたので、このフランス人宅に身を寄せた。
戦後、笠置シヅ子と吉本頴右は、吉本側に交際がバレそうになったので、フランス人宅を出て、別々に過ごして結婚の準備に入る。
笠置シヅ子と吉本頴右の交際が明るみに出ると、林弘高は姉・吉本セイの意を受けて交渉人として、笠置シヅ子らと交渉を重ねていたようだ。
吉本セイは頑なに結婚に反対していたという説もあるが、笠置シヅ子の妊娠が明らかになると、吉本セイは結婚を認めていたという説もあり、詳しいことは分からない。
しかし、吉本頴右が結核で死んだので、笠置シヅ子は結婚する事が出来ず、吉本頴右の死後、笠置シヅ子は娘エイ子を出産すると、子供を育てるために、作曲家の服部良一に曲を頼み、「東京ブギウギ」で芸能界に復帰し、ブギの女王として活躍していく。
朝ドラ「ブギウギ」の坂口(黒田有)は、2人の結婚を阻止するために、福来スズ子(趣里)らに嫌柄せをするのだが、実話では嫌がらせの事実は確認できないので、吉本興業の林弘高がモデルとは言えず、朝ドラ「ブギウギ」のオリジナルキャラクターと考える方が適切だと思われる。
なお、朝ドラ「ブギウギ」の登場人物のモデル一覧は「ブギウギ-実在のモデル一覧」をご覧ください。
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