ブギウギ-鈴子が花咲少女歌劇団(花咲音楽学校)の試験に落ちた実話

NHKの朝ドラ「ブギウギ」で花田鈴子(趣里)が花咲少女歌劇団(花咲音楽学校)の試験に落ちた実話のネタバレです。

ブギウギ-鈴子が花咲少女歌劇団に落ちる

小学校卒業後の進路に悩んでいた風呂屋の娘・花田鈴子(趣里)は、雑誌に載っていた花咲少女歌劇団の記事を見て、花咲少女歌劇団を目指し、花咲音楽学校を受験する。

しかし、花田鈴子は花咲音楽学校は試験で不合格になってしまい、落ち込んでいると、梅丸少女歌劇の事を知った父・花田梅吉(柳葉敏郎)から梅丸少女歌劇への入団を勧められ、花田鈴子は梅丸少女歌劇を受験するのだった。

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鈴子が花咲少女歌劇団の試験に落ちた実話

花田鈴子(趣里)のモデル笠置シヅ子は、小学校を卒業すると、宝塚少女歌劇団(宝塚音楽学校)を受験するが、宝塚少女歌劇団に落ちて、大阪の松竹楽劇部に入部している。

通説によると、笠置シヅ子が宝塚少女歌劇団に落ちた理由は、身体検査で身長が足りなかったからだとされている。

しかし、これには別説があるので、別説の方も紹介しておこう。

宝塚少女歌劇団は宝塚音楽学校の延長線上にあり、宝塚少女歌劇団の団員は「女優」ではなく、「生徒」という扱いだったので、給料が低かった。

宝塚少女歌劇団の給料は、昭和の初め頃で15円くらいだったらしい。

このころ、東京の小学校の教師の初任給が45~55円で、うな重が50銭、うどん1玉5円だったので、他の職業なら15円でも生活は出来たようだが、宝塚少女歌劇団の生徒は化粧品なども自腹だったようで、15円では生活は出来なかったようだ。

つまり、宝塚少女歌劇団に入っても生活が出来ないほどの給料しか貰えないので、実家からの支援が前提となっており、宝塚音楽学校の入学試験には実家の審査があったようだ。

だから、実家が裕福でなければ、宝塚音楽学校に入る事が出来なかった。宝塚少女歌劇団の生徒に良家のお嬢様が多かったというのは、こういう理由らしい。

そして、笠置シヅ子は実家が風呂屋だった(裕福ではなかった)ので、宝塚音楽学校の入学試験に落ちたという説が残っている。

宝塚少女歌劇団に落ちた笠置シヅ子は、大阪の松竹楽劇部に入部するのだが、松竹楽劇部の給料も宝塚少女歌劇団と同じくらいだったようで、松竹楽劇部では昭和8年に笠置シヅ子らが待遇改善を求めて労働紛争「桃色争議」を起こしている。

労働紛争「桃色争議」については「ブギウギ-労働紛争「桃色争議」のモデルと実話のネタバレ」をご覧ください。

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