朝ドラ「ブギウギ」の原作の感想とネタバレ

趣里が主演するNHKの朝ドラ「ブギウギ」の原作と感想とネタバレです。

ブギウギ-原作の感想とネタバレ

朝ドラ「ブギウギ」は、歌手の笠置シヅ子をモデルとしたドラマなので、ある程度のストーリーは想像できていたが、原作を読むと、想像以上に展開が早かった。

第1週で花田鈴子(趣里)が宝塚少女歌劇団(宝塚音楽学校)の受験に失敗して、梅丸少女歌劇に入り、第2週で早くも花田鈴子が芸名「福来スズ子」が誕生している。

そして、早くもブギウギの第3週で、労働紛争「桃色争議」が描かれる。

以前に、朝ドラ「ブギウギ」の撮影で重要文化財である滋賀県の百済寺の本堂を破壊したというニュースがあったので、「桃色争議」のエピソードはあると思っていたのだが、第3週で「桃色争議」を描くというのは予想以上のハイペースだ。

史実の「桃色争議」では、笠置シヅ子らはストライキを起こして高野山に立て籠もっており、朝ドラ「ブギウギ」でも福来スズ子らはストライキを起こして山寺に立て籠もる。

その山寺のロケ地が、撮影で破壊した滋賀県の百済寺なのだろう。

史実の「桃色争議」は、東京の「松竹少女歌劇部(SSK)」がストライキを起こし、大阪の松竹楽劇部も東京に呼応する形でストライキを起こしているのだが、朝ドラ「ブギウギ」では東京の松竹少女歌劇部は登場しないようだ。

だから、松竹少女歌劇部のトップで、「男装の麗人」として有名な男役スター「水の江瀧子(ターキー」は朝ドラ「ブギウギ」には登場しないと思われる。

さて、第4週で「桃色争議」が解決し、福来スズ子が香川県の「白壁さん」を訪れ、第5話で福来スズ子は自分が養子だった事を知る。

「白壁さん」というのは、笠置シヅ子が自伝で香川県の生家が「白壁さん」と呼ばれたいと書いているので、「白壁さん」なのだろう。

だから、朝ドラ「ブギウギ」の「白壁さん」に深い意味はないと思われる。

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梅丸楽劇団編へと突入

朝ドラ「ブギウギ」の第6週で、福来スズ子と秋山美月(伊原六花)の2人が、新たに旗揚げした東京の「梅丸楽劇団(UGD)」に移籍して、梅丸楽劇団編へと突入する。

梅丸楽劇団で、作曲家の羽鳥善一(草彅剛)が登場し、福来スズ子は羽鳥善一とのタッグで歌手として活躍するようになる。

登場人物のモデルについては、「朝ドラ「ブギウギ」の実在のモデル一覧で紹介している。

秋山美月(伊原六花)と羽鳥善一(草彅剛)のモデルについては下記で解説しているので、モデルについて知りたい人は下記をご覧ください。

秋山美月(伊原六花)の実在のモデルは秋月恵美子
羽鳥善一(草彅剛)の実在のモデルは服部良一

笠置シヅ子の東宝移籍問題

朝ドラ「ブギウギ」の第7週で、日宝が福来スズ子を引き抜きにかかるエピソートがある。

史実では、東宝が笠置シヅ子を引き抜いて、笠置シヅ子はサインしたのだが、松竹に阻止されて軟禁されている。

結局、松竹が首を縦に振らなかったので、笠置シヅ子の東宝移籍問題は有耶無耶に終わり、笠置シヅ子は松竹楽劇団に残ったのだが、時勢の悪化から笠置シヅ子は松竹から独立を勧められ、「笠置シヅ子とその楽団」を立ち上げて独立し、松竹楽劇団は解散した。

秋山と中山が恋愛になっていたのは驚いた。

朝ドラ「ブギウギ」の第8週は、福来スズ子の弟・花田六郎の入隊と、スズ子の母・花田ツヤの死が重なって非常に重くて暗い話だった。

伊福部玉五郎(ごんべえ)と三沢光子のエピソードはモデルがあるのだろうか?

第9週が戦時中で、第10週で出征していた弟・六郎が戦死。第11週で村山愛助が登場し、福来スズ子と村山愛助は第12週で結婚を誓い合う。

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ブギウギは視聴率に注目

朝ドラ「ブギウギ」は前半が戦前、戦時中を描き、後半が戦後が描かれるようだ。

朝ドラ「ブギウギ」は、第10週から第14週まで戦時中なので、戦時中が長いうえ、弟・六郎の戦死、母親の死、広島への原爆投下と暗い要素が多いので、戦時中の視聴率は悪くなりそうだ。

ただ、視聴率が上がる要素となる福来スズ子と村山愛助の恋愛部分が戦時中になるので、恋愛要素でどれだけ視聴率を維持できるのかが注目点になりそうだ。

ただ、実在のモデルから考えると、村山愛助の死も確定しているので、朝ドラ「ブギウギ」は暗い要素が多すぎるような気がする。

後半は、福来スズ子が新曲「東京ブギウギ」で「ブギの女王」へと駆け上がるはずなので、後半戦は明るいドラマになるように期待したい。

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