ブギウギ-日宝のモデルは東宝
趣里が主演するNHKの朝ドラ「ブギウギ」に登場する日宝のモデルとネタバレです。
ブギウギ-日宝のネタバレ
朝ドラ「ブギウギ」の日宝は、梅丸少女歌劇団を経営する会社「梅丸」のライバル企業です。
梅丸少女歌劇団の演出家・松永大星(新納慎也)が日宝へ移籍する事になり、福来スズ子(趣里)の才能に気付いていた松永大星が福来スズ子を日宝へと誘う。
福来スズ子は松永大星の事が好きだったので、日宝へ移籍を考え、作曲家・羽鳥善一(草彅剛)に相談したため、日宝へ移籍が判明し、辛島一平は移籍を阻止するため、福来スズ子を監禁するのだった。
監禁から逃げ出した福来スズ子は、日宝にも行けないし、梅丸少女歌劇団にも戻れないと考え、松永大星と駆け落ちしようとするが、松永大星には好きな人がおり、断られてしまう。
最終的に、福来スズ子は羽鳥善一の作った歌を歌いたいと思い、梅丸少女歌劇団に残るのだった。
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ブギウギ-日宝のモデルは東宝
朝ドラ「ブギウギ」に登場する日宝のモデルは東宝です。
東宝は「東京の宝塚」を省略したもので、阪急グループの小林一三が1932年8月に宝塚を東京へと進出させて「東京宝塚劇場」を設立し、この「東京宝塚劇場」が1943年12月に「東宝」となりました。
さて、東京で松竹と東宝が激しく争うなか、松竹の創業家・大谷家の養子となった大谷博は、東宝の日劇ダンシングチームに対抗するため、東京で男女混合レビュー「松竹楽劇団(SGD)」を旗揚げした。
この旗揚げメンバーとして、福来スズ子のモデル笠置シヅ子や、松永大星(新納慎也)のモデル益田貞信も加わっている。
その後、松永大星は「松竹楽劇団」が大衆化してしまったため、ライバルの東宝へと移った。
さて、東宝が松竹の俳優・林長二郎を引き抜いたことから、映画界で引き抜き合戦が起きており、引き抜き合戦は映画界を飛び越えて各業界へと広まっていた。
その引き抜き合戦の一環だと思うのだが、東宝の松永大星が松竹の笠置シヅ子を東宝へ引き抜いたのである。
笠置シヅ子は松永大星を好きだったうえ、母親の治療費も必要だったので、東宝への移籍にサインしたのだが、松竹楽劇団の団長・大谷博に知られてしまい、大谷博に監禁されてしまった。
笠置シヅ子は作曲家の服部良一に助けを求め、服部良一が問題解決に奔走したが、松竹が移籍を求めなかったので、東宝への移籍問題は有耶無耶に終わった。
朝ドラ「ブギウギ」に登場する日宝のモデルの説明はここまでなのですが、東宝移籍事件の後も少しネタバレしておきます。
東宝移籍問題は有耶無耶に終わり、笠置シヅ子は松竹楽劇団に残っていたが、戦況の影響で松竹楽劇団は大衆路線のショーが開催できなくなり、経営が厳しくなってきた。
このため、笠置シヅ子は団長・大谷博から独立を勧められ、服部良一の支援を受けて「笠置シヅ子とその楽団」を発足して独立する準備を始めた。
この準備中に松竹楽劇団は解散してしまい、笠置シヅ子は「笠置シヅ子とその劇団」を旗げして独立するのだった。
なお、朝ドラ「ブギウギ」の登場人物のモデルや実話は「ブギウギ-実在のモデルのまとめ」をご覧ください。
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